演唱者:春奈るな
「終焉の魔法、終天の真意。」
作詞∶マチゲリータ
作曲∶マチゲリータ
編曲∶マチゲリータ
歌∶春奈るな
――――書物日く。
蔦に絡まれた、
この城の地下に在るという部屋に
“魔法”の根源である、
“結晶(クリスタル)”の中、貴方がいる。
「もしも君が、彼を助けたい、と、
そう願うなら、“覚悟”をして」
どれ程の絶望を抱え、ここで一人。
私の為、死んだのでしょう。
何を犠牲にしても。
貴方だけは、私が助ける。
暗く寒い階段を降りてその奥に進んで行くと、
青白い光を帯びた銀色の大きな扉が。
「扉に触れ、大切な物を捧げた先には、“願い”が待つ」
扉に触れると誰かの声がして
≪“総て”を差し出せ≫ と、言った。
――――私は頷き、願いを伝えて、“総て”を失う。
“結晶(クリスタル)”から放たれゆく
貴方私の腕の中で眠る。
「彼を蘇らせた後に、
彼の中から私の記憶を消して。」
あなたに、まだ、きこえていますか、
このこえが。“わたしのいないせかいで、”
きえてしまっても、さけぶよ、
あなたを、あいしています、と。“しあわせになって”
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終わり
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