演唱者:wacci
「東京」
作詞∶橋口洋平
作曲∶橋口洋平
歌∶wacci
午後から予報どおりの雨
僕らは自転車を降りて
まだ残る夏の匂いの中で
都会の音を聞いてた
とめどなく流れる人々
どこかですれ違ってるかな
どれくらいの数の人に会って
僕ら今ここにいるんだろう
ねぇ
どこかで出会って もう忘れた人達へ
僕が消えたらどんな気持ちになりますか?
驚いて 頷いて 数分後には元通り
悲しいけれど 僕もおそらく同じです
誰かが開いた傘から
雫が君の目に飛んだ
懸命に拭うその手のひらが
あまりにも小さすぎて
ねぇ
いつでも どこでも 居場所を探し続けて
負けちゃだめだと 一人ぼっちで唾つけて
寂しいって もうダメって 雨格子 籠の中で
うずくまってる君はそう 僕みたいだ
ねぇ
上手な言葉の一つも言えないけれど
せめて心を迷いなく開けるように
無理矢理に励まさず
君と一緒に泣きたくて
君の目に映る 東京を生きたくて
いつもそばにいて 頼りない手繋ぎあって
3歩進んで3歩下がる二人だって
肩寄せて もたれあって 大きな傘を咲かせよ
冷たくて痛い 東京の雨の中で
午後から予報どおりの雨
僕らは自転車を降りて
まだ残る夏の匂いの中で
都会の音を聞いてた
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終わり
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